第14回東京車いすマラソン大会フォト・レポート

2000年12月３日、国営昭和記念公園内の周回コースで行われた『第14回東京車いすマラソン大会』の「５km の部」に”スタート”のカトー選手が、「健常者（爆）10km の部」に私が参加しました。
応援に来ていただいた、木津さんからとてもきれいなデジタル写真を送っていただきましたので、このページで報告します（文章については、また後日）。

いつになく真剣な表情のカトー選手！
心中、期するものがあったらしい。
彼は1999年９月、12月と既に２回の車いすマラソン大会を経験しており、このコースも２回目。

本格的レーサー仕様の選手にはもちろん、養護学校の中学生や高校生にも抜かれて周回遅れになるイワオカ。
応援に対して、笑って誤魔化しているが、全力でやってるので実はかなり疲れてきている。
９周しなきゃいけないんだから、まだ始まったばかりだというのに・・・登り坂ではほとんど停まりそうなトホホな状態（涙）。

そんなイワオカの苦闘を尻目に力走するカトー。
２人はスタート時の位置関係（10kmの部が前方からスタート）そのままに、ほとんど同じペースで走り続けていた。
ううむ、カトーがそんなに速かったとは・・・

停まって談笑しているように見えるかもしれないけど、実は”精一杯”のスピードで走りながら、「写真を撮ってくれえ〜」と懇願しているイワオカ。
本人としては、全速力で走っていたつもりなのに、停まってるように見える、この不思議？
というか、周りから見てると、ほとんど停まってるようなスピードだったんでしょうねえ・・・
ご覧のような姿勢で10km、１時間20分近くも”固定”されていたので、最後の周回では脚に痙攣が起こりかけ、うう、まずいと本気で焦る始末で・・・

苦闘の末、ようやくゴールしました（路面の白線はゴールライン）！
が、既にほとんどの選手はゴールし終えていて、誰も（本人と写真を撮ってくれた木津さん以外、誰も）、一顧だにしていない状況がよく分かりますねえ、この写真。
カトー（右手肘あたりに見える車いすに座っているのがカトーです）に至っては、誰かと話をするのに夢中で、全然気がついてさえもいないということを示す、”証拠写真”でもあります。
薄情な奴っちゃ！

ゴール後、しばらくは車いすから立ち上がれなかった私の疲れ切った、しかし、いくぶんの達成感もうかがえる表情。
木津石生（いっせい）コーチから労ってもらっています。
来年はコーチも参加するのかな？

木津さん、きれいな写真をホントにありがとうございました。